スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オリジナルSS「メイドトレイター」5話

ものすごく久々に5話を更新。
大分前から書いてあったのですが、読み直す暇がなかったので、だいぶ放置しておりました。
お待たせしました。新しい子が登場します。(まだ名前出てこないけど)
それではどうぞ
↓↓

前回のあらすじ
赤リンゴの常連客であった、加山美和子と加山隆一の母子。
母親の美和子は、フリーメイドンによって連れ去られて、改造メイドにされてしまう。
アリスは美和子と戦うという、非情で卑劣な罠に苦しめられるが、辛くも勝利する。ひとつ、大きな罪を背負って。



午後の昼下がり。メイド喫茶赤リンゴには、ちょうど3時のおやつを目当てにした客がやってきていた。
休憩に立ち寄ったらしいサラリーマン。学校が終わったのか、のどの渇きを癒やしにきた女子高生。ずっとレポートを書いている様子の大学生。
みんなにとって、赤リンゴはちょっとした憩いの場であった。
アリスは少し疲れた顔色で、しかし変わらぬ笑顔で接客していた。
「ただいま」
ドアベルが鳴ると、ぶっきらぼうな挨拶とともに隆一が店に入ってきた。
----隆一は今、赤リンゴに住んでいる。
隆一は母子家庭だったうえに、その母すら亡くしてしまった。母方の親戚はおらず、父方の親戚に引き取ってもらおうとしたが、どうにも煙たがられてしまった。アリス達は深く事情を問いつめたものの、隆一に対する風当たりは、台風のようであった。
だが隆一は、そんなことがあったことも知らず、ただ「アリスと一緒に居たい」という自分の気持ちを通した気でいた。
隆一は、自分の母を殺してしまったアリスに償いをさせるという考えに生きていた。
それは隆一の中での復讐であり、けじめでもあった。幼いながらも、アリスがどんな経緯で戦っていたのか、どんな思いで戦ったのかを、必死に理解しようとしていた。
だが、そうすればするほど、隆一の中で割り切れない思いがこみ上げてくるのだった。
隆一は沸き上がる感情的な気持ちを抑えるように、しかしアリスの事を思いやる気持ちを吐き出すようにした結果が、今のような態度だった。
「あ、おかえり、りゅう君」
アリスはすぐに隆一に挨拶を返す。
一方の隆一は買い物をすませたバッグをおくと、アリスの方を見ることなく言い放つ。
「それがご主人様に言うセリフ?」
カウンターに居たサラリーマンが、ギロリと隆一を睨む。
窓際の席にいた女子高生も、ちらりと隆一を見た。
店の奥に座る大学生だけは、イヤホンで音楽を聴いていて、状況に気づいていない。
すぐさまアリスは姿勢を正し、隆一に対して丁寧に頭を下げる。
「もうしわけございません。おかえりなさいませ、隆一様」
サラリーマンは飲んでいたコーヒーでむせてしまう。
女子高生も、ぴくりと反応した。
大学生もようやく店内の様子を感じたのか、イヤホンをとって様子をうかがう。
アリスは顔をあげると精一杯の笑顔を隆一に送る。
隆一は、それでも顔を見なかった。そのせいで、アリスの顔が少し青ざめている事に気づくことはなかった。
「……ふぅ」
ハナミは思わず、だが誰にも聞こえないほど小さく、ため息をついてしまう。
隆一がさっさと店の奥へ入ると、ハナミはアリスに耳打ちをした。
「アリス、ちょっと店頼むわ。」
ハナミはこっそり隆一の後を追った。
「りゅう君、いや隆一。アリスの顔をどうして見てやれないんだ」
美和子の命を絶つしかなかったのは、アリスにとって、千慮の一失かもしれない。
しかしそうしなければ、アリス自身だけでなく隆一を守れなかったのも事実だ。
「別に、これでいいってアリス姉ちゃんと決めたんだ。俺はもう、アリス姉ちゃんのご主人様だ。俺の怒りが収まるまで、アリス姉ちゃんは俺に尽くすことで、母ちゃんのことを許すって決めたんだ」
「隆一、いいかい。あたしもあんまり言える立場じゃないけどさ。こんな事になったのだって、フリーメイドンが原因なんだ。アリスに当たるのは、筋違いじゃないか」
隆一は地団駄を踏むように床を踏みつける。
「うっせぇ!!あの時……あの時、母ちゃんは確かに正気じゃなかった。俺を……俺を、殴ろうとしていた!なのに、なのに殴ろうとする手を振り下ろせなかった!きっと母ちゃんは、まだ母ちゃんとしての意識があったはずだ!それなのに、アリス姉ちゃんは、母ちゃんを倒してしまうことしか考えなかった!それがどうしても、どうしても許せないんだよ!」
「……気持ちはわかるよ。だけどね隆一、アリスに聞いたんだけど、あのとき美和子さんはあえて自分を倒してくれと言っていたそうだ」
「ほんとに……?なんで?」
「自分の意識があるうちに、隆一を傷つける前に、早く!って。あれ以上迷っていたら、倒せなくなっていた。確実な方法を選んだのは、アリスというより美和子さんの方だったのさ」
「そう、だったのか……」
ハナミの言葉に、隆一は一応の納得を示す。
ハナミはポーカーフェイスの頬を伝う汗に、緊張を乗せる。
「どうかアリスを責めないでやってくれ。あの子は、いろんな事を一人でしょいこもうとしてしまう嫌いがある。そして、そんなそぶりを他人に見せないよう、自分が本来できる以上にがんばってしまいがちなんだ。
そんなアリスをずっと見ている私だって、辛くなるよ」
「……俺、よくわかんねぇけどさ。ハナミ姉ちゃんは、アリス姉ちゃんが悪くないって言いたいのはわかったよ。でも、俺自分の気持ちがよくわかんないんだ。アリス姉ちゃんの事は好きだよ。だけど、母ちゃんとの事を考えると、許せないけど、でも心から憎む事ができなくて、なんかもう、どうしていいかわからなくなるんだ。思い切り叫んでしまいたい気持ちになるんだよ」
ハナミはそっと隆一を抱きしめる。
「隆一はすごいな。こんなちっこいのに、相手の気持ちをしっかり考えられるなんて。とっても優しくて、とっても強いよ。ごめんな、お姉ちゃんたち、隆一にお願いすることしかできなくて」
「おい、放せよ!そんな風にほめられたって、俺、なんて言えばいいのかわかんねぇよ……」
ハナミはそっと隆一から離れた。
「あたしとしちゃ、アリスを許してやって欲しいんだ。そうしないと、アリスはいつまでも苦しむことになる。でも、それを決めるのは隆一だ。どうするかは、隆一の好きにしたらいいさ」
「……わかったよ。いいよ、俺、アリス姉ちゃんを許すよ。そうしないと、いつまでもアリス姉ちゃんと普通にお話したりできなくなりそうだし」
その答えにハナミはほっとし、笑みをこぼす。
隆一はもう一度店内に足を運ぶのだった。

「あ、隆一様」
アリスの声に、隆一は思わず目をそらした。
隆一はぽりぽりと頭をかきながら言い放つ。
「もう様呼びはいいよ。今まで通りでいいから。変にメイドっぽい態度とらなくてもいいからさ」
アリスは隆一の顔をのぞき込むと、意地悪く問いかける。
「えぇ~、ボク、メイドとしてメイドらしい態度を示すのって生き甲斐なんだけどなぁ」
「バッ、へ、変なこと言ってんじゃねーよ!とにかく、今までのはナシ、ナシ!」
「……りゅう君、ボクのこと、許してくれるの?」
隆一はキッとアリスを睨むが、すぐに視線をそらし、ぼそっと呟いた。
「悪いことしてない奴に、許すも許さないもないだろ」
「んー?」
アリスは口元をほころばせ、首を傾げてさらに隆一の顔をのぞき込む。
「ちょ、顔ちけぇって!いいから、もう俺は気にしないから、アリス姉ちゃんも気にしないこと!」
「うん、ありがとう」
「フンッ……」
アリスは起きあがると、店内の仕事に戻る。
隆一は遠くに離れて、ようやくアリスをまじまじと見ることができた。しかし、隆一はアリスの顔を見て唖然とした。
アリスは明らかに青ざめた顔をしていた。とても辛そうなのに、そうは見えないよう、取り繕うようにして、いつもと変わらぬ笑顔を振りまいていた。
隆一は自分が許せなくなった。自分の感情一つで、アリスをここまで追いつめてしまったと、自分を責めた。
隆一はアリスを指さしながら、ハナミにアリスの体調について問いかける。
すると、ハナミはすぐにアリスに歩み寄る。
「アリス、なんだか顔色悪くないかい?」
「いえ、その、だ、大丈夫ですよ」
アリスの言葉とは裏腹に、もはや、具合が悪いのは誰の目にも明らかであった。
よろよろと歩くアリスは、普通ではなかった。ハナミから注文の品を受け取ろうとしたとき、ついに限界を迎える。
「あ、アリス君!?」
皿の割れる音が、店内全ての注目を集める。
アリスは大木が切り倒されるがごとく、地面へと崩れた。
アリスの体調不良は、紛れもなくストレスだった。
それは数々のショックな出来事、馴れない生活、悲しい戦いからくるものだった。
次々と状況に流され、フリーメイドンに対する憤りを支柱に、犠牲となった人々の思いを背負って生きていた。
それは、たとえフリーメイドンの改造メイドの体であっても、耐えられるものではない。
むしろ心と体の一致しない不安定な状態であるが故に、アリスを蝕んでいたと言える。



アリスが目を開けたとき、そこは自室のベッドの上だった。膝に重みを感じて視線を向けると、隆一が寝息をたてていた。外はもう夜だった。
アリスが起き上がると、ちょうど部屋にハナミが入ってきた。ハナミはアリスと目が合うなり、ほっとため息をついた。
「よく眠れたかい」
アリスは小さな声ではいと答えた。
「ゆっくり休みな。アリスってば、ここんとこ、がんばりすぎだよ」
「すいません……」
「謝るんだったら、休んでくれるんだな?」
アリスは質問に答えず、隆一の頭を撫でながら呟いた。
「ボク、どうしてこんなことやってるのかな」
「ずいぶん深刻だったか。ごめんね、アリス君って、なんだかんだで今の『アリス君』であることがとても上手だから、気がついてあげられなかったよ」
ハナミはひしとアリスを抱きしめた。
「……今はアリス君であろうとしなくていい。何も気にせず、今までの自分に戻っていいんだ」
ハナミからは、アリスがかつて嗅いだことのある懐かしい香りがした。
アリスは目を閉じ、ほんの一時の間浸った後、そっとハナミの手を掴む。
「ハナミさん、ありがとう。気持ちはうれしいけど、ボクはもう過去に戻るつもりはないんだ。どんなに懐かしくても、帰りたいと思っても、もう戻ってはこないから。それに、ボクががんばらないと、ボクみたいに悲しい人生になってしまう人が増えてしまうから」
「アリス……だから倒れちゃうんだよ。でも、きっとアリスがそんな優しい子だから、こうやって力になろうって思えるんだろうな。アリス……頼むから、元気になってくれよ」
「うん、ありがとうハナミさん!」
ハナミは隆一を抱えて部屋へ連れて行く。
アリスは布団をかけ直すと、再び目を閉じた。


山麓に轟く稲妻に引けを取らぬほどの雷が落ちる。怒りの声は、洞窟の奥、フリーメイドンの基地内、首領の間からだ。
「えぇい、なんたる無様な結果よ!メイド軍師よ、とんだ失態をしてくれたな!貴重な合成メイド怪人を失ってしまった!」
フリーメイドン首領の怒りは、飲みかけのワイングラスに叩きつけられ、地面へと散らばる。
メイド軍師は表情を変えることなく、言葉を返す。
「お言葉ですが、私は正直なところ、此度の戦いでストロベリーメイドを倒せるとは思っておりませんでした」
「ほう、ではどんないいわけか」
「あくまで、奴の力量を計っていました。それは物理的な実力ではなく、心理的なものなど、総合的にです」
首領は怒りを鎮め、肘掛けに手を突いて身を乗り出す。
「して、結果は」
「ハッ!ストロベリーメイドは実力こそ合成メイド怪人として、完璧とも言える出来映え。攻撃力そのものなら、まさにメイドの中でも完全無欠。しかし、所詮偉大なるフリーメイドンによる洗脳を受けていない身。ゆえに、非情になりきれず、人間的に脆い部分があります。そこを攻めれば、必ず!」
「なるほど、よくわかった。では早速作戦をーーーー」
言い掛けると、大声が響く。
「ちょっと待ちなァッ!」
メイド軍師が振り返り、首も顔を上げる。そこには体格のいいメイドが一人、扉を背に立っていた。
「軍師ばかりに手柄を奪われては納得がいかねぇ。次はフリーメイドン四天王の一人、この騎士メイドの出番にしてもらおうか!」
首領はニヤリと笑う。
「よかろう。ゆくよい、騎士メイドよ!」
丁寧に敬礼する騎士メイドは、得意げな笑みを軍師へと向ける。
軍師は、持っていた扇子をしならせた。



「それにしてもアリス、結局あれからあまり元気になってないじゃないか」
ハナミの一言に、アリスは言葉を詰まらせる。
「そうだぜ、アリス姉ちゃん。前みたいに辛そうって言うよりは、なんだかため息ついてる感じだけどさ」
アリスは首を傾げた後、答える。
「実は、最近ずっと監視されているみたいなんです」
「なんだって!?まさか、フリーメイドンの仕業!??」
「いえ、そんな邪悪な気配じゃないんですけど。ただ、ひたすら不気味なんです。気配だけあって、ひたすら見られている、みたいな。最近買い物をりゅう君についていってもらっているのも、実はボクが怖いからなんです。それで最近、全然眠れなくて」
「さすがの改造メイドも、寝不足には勝てないってわけか。ため息ってよりは、欠伸だったってわけか」
「けどよ、よーするにそれって、ストーカーってことじゃないか。許せねぇ……!アリス姉ちゃんに嫌がらせする奴なんて、俺がとっつかまえてやる!」
隆一は拳を突き出し、捕まえる身振りをする。
アリスは顔を少しほころばせた。
「ありがとう、りゅう君」
「なぁアリス、その視線ってのは今も感じているのか?」
「はい、今も感じます。なんとなく、ですけど」
「なるほど……。ということは、今いる客の中にストーカーの犯人がいるわけだな」
店内にいるのは、サラリーマン風の男性、女子高生、大学生と思しき男性の3人。
どの人物も常連で、常日頃アリスの近くにいるという意味では容疑者候補である。
サラリーマンはカウンターの端っこに座り、忙しそうに携帯をいじりつつ、ちらちらとアリス達のいるカウンターの奥に視線を向けている。
「…………」
「なぁ、あのオッサンが犯人じゃないか。ヒゲが濃いし、気持ち悪いくらい七三分けだし、なにより目線が変態っぽいぜ」
「りゅう君、見た目で判断しちゃ失礼だよ」
「ごめん。でも、なんであんなにこっち見てくるんだよ」
質問に対し、ハナミが意地の悪そうな笑みを浮かべて耳打ちする。
「そりゃあきっと、隆一がアリスを見るのと同じ理由じゃないかな?え、おマセさん?」
「バッ、お、俺はそんな目でアリス姉ちゃんを見た覚えなんてねぇよ!ったく、わかった、あのおっさんは怪しくないな!それじゃ、向こうの兄ちゃんか!?」
隆一が指さしたのは、店のもっとも奥に座る大学生らしき男性。
彼はいつもヘッドホンをしながらレポートを書いている。それ以外の行動を、誰も見たことがない。
「うーん……よくコーヒーと甘いものを注文されていて、きっと法学部系なのでしょうか、難しいレポートを書いていらしたのですが」
隆一は腕を組んで考えた。
「いや、レポートは口実で、毎日アリス姉ちゃんを見に来るのが真の目的かもしれない!」
再びハナミが意地悪く答える。
「へぇ、隆一がアリス君を見たいがために”喉が渇いた”って、言ってたみたいに?」
「俺はちげぇよ!そんな、せこいマネをしたりはしねぇって!
ん、コホン!ああ、じゃ、じゃあ、あの女子高生の姉ちゃんか?」
最後に犯人と睨んだのは、窓際の席に座る、女子高生だ。
近所の高校の制服を着ていて、この中では一番身元が割れている。
三つ編みをしてめがねをかけているという、いかにもマジメそうな雰囲気の子である。
「あの方はいつも窓際の席に座っていますね。物静かで、ポエムが趣味らしく、ハナミさんの入れるハーブティーを飲みながら、ああやって手帳にメモをとっているのが日課になっているみたいですよ」
「……別におかしいとこなんて、なんもねぇな。ちぇっ、結局誰も犯人じゃないじゃないか」
「隆一、まだわからないよ。改造メイドであるアリスに感づかれないほどのストーカーだ。普段の素行では、決して尻尾を見せないだろう」
「そんなすごい奴、どうやって見つけるんだよ」
ハナミはアリスと隆一を引き寄せ、さらに小声で話しかける。
「……いいか。相手はストーカーだ。アリスの事ならどこまでも追いかけてきても不思議ではない」
きょとんと相づちをうつアリスに、ハナミはニッと静かに笑う。
「そこで、アリスにはあえて囮になってもらうんだ」



アリスはテーブルを拭き終えると、額の汗を拭った。
一区切りついたのが合図だ。
「アリス、悪いが買い出しにいってくれ。いつものかごに財布とメモをいれといたから」
「はい、わかりました」
ハナミは小さくウインクして、アリスを応援した。
アリスが店を出ると、すぐさまサラリーマンの男がお勘定を払う。
男が出て行くのを確認すると、ハナミはひそかに携帯のメールをうつ。
「(アリス、一人出て行った。どう?)」
ほんの一時たつと、すぐに返事が来た。
「(今は違和感がありません。おそらく、違う人です)」
容疑者は二人になった。
ほとんど時を待たず、次に女子高生が店を出て行った。
それとほぼ同時に大学生を出て行く。
二人とも、アリスの出て行ったほうに向かった。
「俺、行ってくる!」
隆一がこっそり後を追った。



アリスは一瞬で気配を感じた。
店の中で感じていた、背筋がぞくっとする、どこかおどろおどろしい感覚である。
思わず振り返りたくなる気持ちを抑え、そっと携帯でメールを送る。
「(ハナミさん。感じます。来てます)」
「(そのまま普段通り、用事をすませてくれ。後ろから隆一が見守っているからさ)」
アリスは表情を平静に繕うと、少し足早に歩き始める。
アリスが感じる気配は距離を一定に保っており、距離を縮めるでも離れるでもない。
ひたすら不気味だった。
アリスが買い物を終えた頃、ようやく隆一から合図がくる。
それは、作戦の開始を示すものだ。作戦はいたって単純で、比較的高い塀の家が建ち並ぶ細い通りに誘い込み、そこでアリスが振り返り、後ろからついてきた隆一とともにはさみうちにするものだ。
ようやくの合図に、アリスはほっとしつつも、少しだけ疑問を感じていた。
本当は、買い物を済ませる前に作戦を決行し、さっさと犯人をとっちめる予定であった。それなのに、ここまで時間がかかったのはなぜだろうか。
首を傾げつつも、アリスは打ち合わせ通りに振り返る。
目に入ったのは、隆一の姿だけである。
……いや、かろうじて電信柱に隠れた影が二つ見えた。
どうやら隆一からの連絡が遅かったのは、最後まで犯人を絞れていなかったからだった。
アリスの鼓動がひとつ高くなった。
アリスは隆一と視線を合わせると、互いに無言で頷いた。
二人はゆっくりと電柱の陰に近づいていく。
鼓動が、ますます高くなっていく。
戦闘とは質の違う緊張感に、アリスは息を飲む。
すると、先にアリス側の電柱から一人、飛び出した。
出てきたのは、女子高生の方だった。
「あ、あの……」
彼女はもじもじしながら、アリスに声をかけてくる。
「こんにちは。こんなところで会うなんて、奇遇ですね」
アリスはあくまで普段通りに接する。
それに対して、女子高生はどこか申し訳なさそう似答えた。
「すいません、その、思わず隠れてしまって……」
ストーカーのいいわけとしては苦しいが、彼女の素っぽいしぐさのせいか、どこか納得してしまう。
「どうして、こんなところに?」
「それは、あの、その……」
女子高生はもじもじしながら言葉に詰まる。
すると、アリスはもう一つの電柱の陰が、わずかにキラりと光ったのを見た。
次の瞬間、カシャ、というシャッター音が聞こえる。
アリスは電柱を睨む。瞬時に全身が臨戦態勢になる。
「……この!」
「きゃっ!?」
アリスは瞬時に飛び上がる。
跳躍は、電柱から電柱の間を一足で跨ぐ。
着地と同時に、隆一が電柱の裏にいた人物をとりおさえていた。
「いてて!なんだこのガキ!」
「へっ、盗撮なんかしやがって!この!」
出てきたのは、大学生の男だ。
さすがに子供相手でも、背後からの不意打ちにはやられてしまったようだ。
アリスはすぐさまカメラを取り上げた。
「あなたがすストーカーだったんですね。ずっと私のことを、撮っていたんですね!」
強い口調には、怒りが込められていた。
ところが、男は答える。
「ち、違う、俺は違うんだ!」
「なにわけわかんないこと言っている!現行犯じゃないか!」
「りゅうくん……。この人は一度連れて行こう」
「あぁ、わかってる!」
アリスは安堵に似たため息をつくと、再び女子高生のところへ戻る。巻き込んでしまったことを謝りたかった。
女子高生は、まだ呆然としてた。
そして先ほどアリス飛び上がったときにだろうか、道に彼女が愛用している手帳が落ちていた。
アリスは手帳を拾い上げる。
「あっ」
瞬間、手帳が開いてしまい、思いがけず中身を見てしまう。
『7:08
アリスさんが目を覚ます。背伸びをする様子が色っぽい、
7:22
アリスさんの着替え中。今日もメイド服がばっちり決まっている。
7:45
アリスさん、朝の食事中。ほっぺについたご飯粒を摘んで食べるしぐさが、たまらなくカワイイ。ご飯粒になりたい。
(中略)
10:12
今日も店に入ると、アリスさんの笑顔に包まれる。幸せすぎて死にそう。
10:13
アリスさんが注文を聞きにきた。いつものですねと聞かれ、私のことを覚えてくれたことに、昇天してしまいそう!うれしい!アリスさん大好き。
10:41
アリスさんが注文を聞き間違える。頭に手をやってばつの悪そうにする姿は様式美。いつも左手が頭にいくのですね。私も覚えました。アリスさん大好き。
10:56
アリスさんが出かけてしまう。どこにいくのかな。お使いに行くアリスさんがとてもかわいい。大好き。
11:14
アリスさんの歩く姿がかわいい。アリスさん大好き。揺れるスカートがかわいい。アリスさん大好き。
ニーソに包まれた太股がかわいい。アリスさん大好き。風にたなびく髪がかわいい。アリスさん大好き。
11:18
アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。アリスさん大好き。』

アリスは驚愕が顔面から吹き出しながら、顔をあげると、対する女子高生は薄く微笑みかけていた。
「えへへ、バレちゃいましたか」
瞬間、アリスの全身にぞわっと鳥肌がたつ。
血の気が引いて、顔色はみるみる青くなる。
手帳を持った手はふるえ、足もふるえ、カタカタと歯をならしてしまう。
嗚咽にも似た、声にもならない小さな悲鳴をあげる。
女子高生が一歩近寄ると、アリスは間合いをとるかのごとく、後ずさる。
恐怖におののくアリスにかまわず、女子高生はニッコリと笑いかける。
「大好きです、アリスさん」

◆次回へつづく
スポンサーサイト

Almightでスマホ用ノベルゲーム作成「25回目:スマホ用ゲームにして公開してみよう」

25回目にして、ようやくゲームの公開です。そのまえに・・・

↓↓余談ここから↓↓
「飛ばしても制作講座の内容に影響なし」
さて、公開するまでにいろいろ(そしてかなり)時間がかかりましたが、
以前お伝えした通り、ゲーム化すること自体はこの講座を始めた当初からほぼ出来上がっていました。
あくまで、講座用に編集しつつ行ったので、当初のものと概ね同じ代物でした。
それならなぜこんなに遅くなるのか?
答えは一つです。
実はALMIGHTは機種によってはほとんど動かないのです。
これはスマホが市販ゲーム機と違ってスペックからバージョンからなにまで違うために起こる現象です。
特に、ALMIGHTはhtml5依存の、いわば一度ブラウザを立ち上げてさらにそこでソフトを動かすような代物です。
しかしながら、だからと言って動かないのではプレイのしようもないです。
私の手持ちタブレット系端末いろいろ試した結果、
・手のひらに収まる初期型スマホ→めちゃめちゃもっさりだが起動する。
・次に新しいスマホ→即死
・2015年モデルのスマホ→動く
・ipad時間で必ずフリーズ
という具合。単純なスペックの問題ではないのはあきらかです。
何百回とデバッグしましたが、スクリプト的なテクニックではどうにもならんのです。
(たとえばメモリが重いのかと思い、逐一開放したり、レイヤの合成を細切れにするとか、見かけ上の処理を軽くするよくある小技ですが)
動作不安定については、ALMIGHTのアプリレビューを見ればどういう状況かご理解いただけるでしょう。
安定動作を目指そうにも、アプリ自体が動きようがないのではいかんともしがたい。
と、言うわけで、ここまでやってきた講座ですが、これを最後に終わってしまいそうです。
だってこれ以上先に進めないので。

↑↑余談ここまで↑↑


さて、25回目はスマホ用にファイルを変換するやり方と、公開のやり方です。
公式にも書いてあるのですが、もっと細かく順を追って公開したいと思います。
まずはPC用ファイル同様AlmightPackagerを使います。
pack7.jpg


今度はこの画面の時にiPhone/Androidを選ぶだけです。それ以外は前回と変わりありません。

さて、これで二つのファイルが生成されたこととも思います。
・jp.almight.suzumushi.sadame.almight
・index.html
さて、次に問題となるのは公開の仕方です。
どうやったらスマホとかでゲームをインストールできるのか。
編集するのは「index.html」のjほうです。
これを開くとこんなページになっています。

インストールが麺

このページをホームページ等で公開することになります。
といっても、あくまでこれは自動サンプルページで、実際にこのページなければいけないわけではありません。
詳しくは後述。

さて、中のソースを見ると、こんな部分があります。
タップしてインストール


そう、ここの部分がゲームをダウンロードする根幹となる個所です。
ここを編集します。(メモ帳とかで開いてね)
とりあえず、ちゃんとアドレスが書けているかも確かめるため、
http://公開するアドレス/jp.almight.suzumushi.sadame.almight
みたいにしておきます。
保存したら、この
・jp.almight.suzumushi.sadame.almight
・index.html
をホームページで公開します。
公開の仕方がわからない人はホームページの公開の仕方を検索で調べてください。その手のサイトが一生で見切れないくらいでてきますので。
うまくダウンロードできましたか?
そしたら、先ほどの
http://公開するアドレス/jp.almight.suzumushi.sadame.almight
のうち、httpのところをalmightに変えておきます。
そうしたら、あとは実際にスマホでアクセスします。
この時、あらかじめalmightのアプリをインストールしておきましょう。
インストールされてあれば、リンクをタップしたときにゲームがAlmightアプリ内にインストールされるはずです。

これにて、公開は完了です。

Almightでスマホ用ノベルゲーム作成「23回目:パッケージ化前の注意点(最後の手段的デバッグ方法)

23回目はいよいよファイル公開!……の予定ですが、急きょ予定を変更して超重大な事実をお知らせします。
これは、パッケージ化のさい、いままでまったく気が付いていなかったことです。
実はパッケージ化して起動したさい、いきなり白エラーで固まってしまう!?
なんでだ!?
速攻で固まるため、デバッグもできない。
とりあえずこうなってしまったら、プログラミングにおける究極のデバッグ方法を行うほかない。
それは……。
当たりを付けた場所から一行ごとにメッセージ表示を挿入し、どこで不具合になるか確認する。
今回は
test
[s]
という2行をひたすら挿入しまくって原因箇所をさぐりました。
するとなんと
[show_bg file="SUZUMUSHI.jpg"]
が原因でした。
記述ミスかと思い、よくよくスペル間違いなどを確認。
問題ない。
画像なので解像度ミスかと思い確認すると問題ない。
デジカメデータの関係か、あるいはjpegだったかなどあらゆるファイル的な要素を疑うが、問題なさそう。
そもそも、強制的に進めるボタンで進めるとタイトルは表示される。
ファイル自体はどちらもSAIで作ったので、属性等に違いが出ることは考えられない。
数十回のパッケージ化デバッグを経て、ようやくたどりついった結論。

それは----
ファイル名が大文字である。
えっ、本当に?

はい、本当です。

ALMIGHTはファイル名に大文字英字が使えません。
ちなみに……
恐ろしいことに、拡張子をJPGと大文字にしていた場合もバグリます。

日本語+小文字英数字は問題ないことがわかりました。命関連の立ち絵で確認済み。


これ、本当なんです。
何回もファイル名を書換え、チェックしたところ、どうもパッケージ化のさいに大文字だけのファイル名の画像ファイルは読み込めないことがわかりました。
とりあえずファイル名をこのようにして問題個所については対応。
[show_bg file="suzumushi.jpg"]

正直、こんな重要なことを公式サイトに一切書いていないことは問題だと思います。(怒)
これはこれから制作する人も気を付けたほうがいいと思います。
とにかく、ALMIGHTでゲームを作る時は、ファイル名は全て小文字にしておいた方がよさそうです。
<余談>
どうも、昔の4.1とかのパッケージバージョンだと問題なかったため、おそらく最新版にだけある不具合です。
VOIDさんはこのしょうもない原因を突き止めるのに半日費やしてしまいました。
とにかくAlmightでゲームを作るときにはファイル名は全て日本語か小文字英数字にしましょう!大文字英字だけのファイルを作ると読み込みエラーになるようです(しかもデバッグ画面出してても固まるという恐怖付(これはVOIDさんだけか?))

もっとも、この恐怖のエラーは「パッケージ化した時じゃないと起こらないので、制作時はまったく気が付かない」ことだと思います。普通、ゲームを作り終わってからパッケージ化するので、SDKで問題なく動作してしまうことが傷口が広がる原因だと思います。

ともかく、気力が回復したらさっさと一章無料プレイバージョンを公開します。
お待たせしてすいませんです。

Almightでスマホ用ノベルゲーム作成「24回目:ゲームデータを公開してみよう」

いよいよ24回目はゲームデータの公開です。
でもその前に、作ったデータをどうやって公開すればいいかと言う問題にぶち当たります。
AlmightのファイルをそのままZIP圧縮して公開すればPC向けに公開することもできます。
しかし、それでは中身のファイルはそのまま丸見えですし、本来の機能であるスマートフォン向けの開発にもつながりません。
ではどうすればいいのか?
まずはAlmightをパッケージ化するソフトをダウンロードしてきましょう。
後にも先にも、これ入手せねば始まらない。
http://almight.jp/download/
ダウンロードしたらインストールしましょう。
すると、こんな画面が立ち上がります。
pack1.jpg


一体何のフォルダを選択すればいいのだろう?
と、疑問に思うかもしれませんが、自分で作ったゲームデータのフォルダを選べば大丈夫です。
今回はSADAMEフォルダを選びます。
するとこんな画面になります。

pack2.jpg

これでようやくゲームデータを作成!
さっそく次へ……ってあれ?!
pack3.jpg

たぶんそのままいくとこうなります。
メタデータってなんだ!?と慌てずに公式サイトを見ましょう。
Almightの公式では、メタデータの作成というページで、やり方を書いてあります。
http://almight.jp/tutorial/metadata/

ちなみに英語対応させるときはenフォルダを作ってどうの書いてありますが、英語に対応しないのであれば関係ないので飛ばします。

templateフォルダの中にある、i18nというフォルダのさらにjaというフォルダを開きます。
・app.json
・thumb.jpg
の二つのファイルが入っていると思います。
編集が必要なファイルはapp.jsonです。
とりあえずテキストエディタなどで中身を見てみましょう。

{
"TITLE" : "ゲームタイトル",
"AUTHOR" : "作者名",
"THUMB" : "thumb.jpg"
}
こんなふうに書いてあります。
"TITLE"はその名の通りタイトルなので、
「運命-SAD A ME-」とでも入れておきます。
"AUTHOR"はSUZUMUSHIです。
"THUMB" はthumb.jpgで指定したファイルをAlmightを起動したときにゲーム一覧で表示される画面になります。
パッケージ画面みたいなものですので、今回はSADAMEのジャケ絵を使ってみました。
サイズは560*420です。

設定が完了したら、i18nをゲームフォルダにまとめます。
folda.jpg

appiconというファイルはゲーム化時のアイコンになるファイルですが、バグってるのかうまくアイコンにならないです。
一応、入れておきました。

あとはいよいよ先ほどのゲーム選択画面で次へを押します。

するとこんな画面が出ます。
pack4.jpg

とりあえずWINDOWSで動作確認するのでwindowsにチェックを入れましょう。
次へを押します。
pack5.jpg

とりあえず、出力先のフォルダを「選択」で選び、出力開始を押します。

pack6.jpg

これでついに完成!
出力先にzip圧縮されたファイルがあるので、解凍してみましょう。中にあるAlmight.exeをクリックすれば、ついにパッケージ化されたゲームがプレイできます。
とりあえず、エディタ上ではなく、実機上でエラーがおきないかテストプレイしてみましょう!VOIDさんはいっぱい出たぞ!
では、この辺にて。
次回はスマホ用の出力方法を紹介したいと思います。

SO5も出ることだし、各SOシリーズをVOIDさん的にふりかえってみる

長いタイトルですが、どうやら、スターオーシャンもようやく5がでるようです。
ずいぶん長いことかかりましたねぇ。ハードごとに一作と考えていけばいいのかなぁ(遠い目)
はてさて、せっかく5がでることだし、初代からなんだかんだ欠かさずプレイしているので過去シリーズをぶった切ってみます。

◆SO1
初代。これがSFCだったことがむしろ驚き。
初期のPS作品より様々な面でボリュームがある気がしたり。
SO1のいいところ・・・
・SFCのくせにキャラがしゃべる!キュア☆オ~ル!
・戦闘が自由に動きまわれるアクション!叩き込む必殺技の爽快感!
・仲間選択に自由度があり、引き継ぎすらない時代でも2週目をやる気満々で挑める。
・アイテムを自分で作れる。特定のゲームではよく目にするけど、こういう王道系RPGでは珍しかった。
SO1のたりないところ・・・
・ボリュームがない。ボス敵少ない。記憶にあるのは最初の山賊と赤い人とワクチンとラスボスだけ。むしろほかにボスいたか?
・ヒロインが空気すぎ。最初と終盤しか出てこない。まぁルート次第で中盤加入できるけど、そのころには回復キャラが不要と化している。
・戦闘のバランス悪すぎ。強武器作る→敵が本当に雑魚しかいなくなる。ボスすら殆ど苦戦できない。
武器製造封印→敵強すぎ。レベル上げればまぁいけなくないが。
・かといって、先のダンジョンを攻略とかするといきなり難易度があがる大味ぶり。
まぁ、この辺が自由度の高いRPGっぽくて好みなのだけど……。
・特定の技が強すぎて死技多いのも難点。雷鳴剣とか趣味の領域かと。
余談・・・
リメイクで念願の金髪羽っ子美少女の妹を仲間にできるようになったぞ!
戦闘がSO2ふうになってより楽しくなった(気がする)ぞ!
戦闘領域が相変わらずせまいがな!紋章術空気だがな!

◆SO2
VOIDさんも一番ハマッタPS1のゲーム。キャラ人気がすさまじく、続編のBSもなかなか良かった。
ディアスで空破斬するだけで楽しめるゲーム(ちょ
SO2のいいところ・・・
・やっぱりキャラがしゃべる!SO1の時よりボイス量は多い気がする。(当然か)
・SO1に比べてフィールドが疑似3Dで奥行きがあり、広い!フィールドギミックがある!トロッコにひかれてリザードの炎に挟まれ即死したものだ。
・やはり仲間選択の自由度がある。今回はプライベートアクションだけでなく、(主にアシュトンとオペラ関係だが)仲間用の寄り道ストーリーがある。もちろん攻略順は自由。この辺、ロマサガっぽくて結構好きだった。
・あいかわらずアイテムが大量に作れる!むしろ作れ杉!料理とかよく連射器放置してました。(素材フルだと大体20分かかる。よくこの間に64マリオとかやっていた(笑))
・SO1で問題にしてたボリュームが解消。ボス大杉ぃ!
紋章の遺跡のおもしろいこと、おもしろいこと。
・何気に名BGM揃い。VPとかでも再利用されてるBGMは多い。ルシフェル戦はどんだけリメイクされるやら。
・バグが多いが、仲間入れ替えとか有用なバグもおおいのでなんとも。戦闘入れなくて延々クルクルフリーズはあまり報告きかないけど、みんなならなかったのかな?
・エンディングのパターンが豊富で、全部見切れないほどある。カップリングを好きに組ませられるので、かなりやり込める。
SO2のたりないところ・・・
・戦闘バランスが、最終的に通常攻撃最強になる。中盤~終盤は多段技連打ゲーなのだけど、隙の関係でどうしてもねぇ。
別に悪いとは言わないけど、相変わらず空気になる技多いのが悩みの種。アシュトンとか使えない技大杉。
・紋章術が最終的に空気。序盤は全体攻撃で攻撃力も高くて便利だけど、味方戦士がカンストしだすといらない子。サンダーボルトで妨害ぐらいしか使い物にならん。
・ラスボスのボイコレがない。
・特定のアイテムを作るのに時間かかりすぎ。すぐにできるときがあるけど、数日アイテムクリエイションするだけの日々はもう……。
・ロニキスが死ぬ(SO5で「実は生きていた」が微レ存?イヤ無理か)
余談・・・
・リメイクでウェルチが仲間になるようになりました。
でも相変わらずストーリーに関わらない……。
・リメイクでは声優が変更されたので、どうしても違和感が……しかしレナがニーソになったのは評価点。でもドット絵が使いまわしなので余計立ち絵と合わなくなってしまった。

◆SO3
世間では致命的なバグと終盤のどんでん返しで評価を失墜させてしまった。キャラ人気はあるのに、なんでまたヒロインを終盤にLv1加入にしてしまったのか……。
当時としてはグラフィックも綺麗なほうだったので、ゲームとしては客観的に見てもかなり出来がいい。
やはりすべてはストーリーか……。

SO3のいいところ・・・
・戦闘が楽しいっぃぃ!3Dで等身も上がった!バクステ任意化でプロテクトにガッツ、大攻撃……奥が深いぜ!
・SO2でおざなりになっていた未開惑星保護条約がやたらかかわるようになった。でも、その後の展開のせいで……
・紋章術でウェイトが入らなくなった。スムーズな戦闘になり、テイルズみたいに呪文系攻撃を回避できるようになった。
・何気にダメージ限界が突破。それでも万単位までだけど。
・ダンジョンが3Dゲーの中ではかなり広く、ギミックも豊富。マッピングも見やすい。その分町はやや狭いが。ここは後のラジアータと真逆だなぁ。
・やはりBGMがいい。

SO3のたりないところ・・・
・アイテムクリエーションがちょっと面倒くさくなった(キャラ集めたりとか収集要素はあるのだけどね)
・相変わらず紋章術がいらない子。終盤では回復魔法なんぞ使ってる間に殺される。
・MP無くなって死亡→("゚д゚)ポカーン 大抵突っ込んでったクリフがいきなり「うガわぁ”ぁ”ぁ”!」とか即死してびっくりする。
・石化直す手段無い時のジリ貧はやばい。
・セーブポイントが少なく感じる。
・ノーダメージ撃破とか狙わないなら、最強多段ヒット技でごり押しするゲームと化す。まぁイセリアルブラストとかネタの領域だと思うけど。
・ヒートアップゲージは適度な休息を阻害するシステムなのでどうかなぁと思う。
・ストーリーを我思うゆえに我ありENDじゃなくて、小説版の「同名の別次元世界がゲームと激似だから世界がつながっちゃった」にしとけばまだ批判なかったのにね。SO1とかSO2での冒険が完全に無駄になった終わり方はさすがに心が折れる。


◆SO4
いまのとこ最新のSO。SO3の批判点を払拭できるか……。
その前にストーリー関連を今一度考え直してほしいぞトライエース。
SOはテイルズと違って全作品が(変な言い方がだが)地続きの宇宙での話なんだから、あんまりムチャできないだろうに。

SO4のいいところ・・・
・戦闘がさらに進化してボコボコに連続技を叩き込めるようになった!ようやく通常攻撃より必殺技のほうが強いスターオーシャンの誕生だ!(え、SO1も七星双破斬があるって?まぁまぁ、そこは特定技とかじゃなくて、ゲームバランス的な意味でね)
・グラフィックはかなり綺麗。みんな背景汚いっていうけど、絵画的なタッチなのでVOIDさんは好きだぞ?むしろ変にすっきりしすぎてるFF13より好きだぞい。
・バグが少ない。バトルシミュレータで止まらない(笑
・ダッシュが継続ではなく一定距離なのは、おそらくスタッフが、長く感じやすい3D空間の移動時間を飽きないように工夫したんだなぁと感じた。
・BGMはやはりイイ。ただ、寂しい曲と激しい曲の落差が激しく、のほほんとした曲とかのどかな曲が無いのがちょっと残念。
・地味だが用語辞典がわかりやすく見やすい。

SO4のたりないところ・・・
・サイトアウトめんどくさい。やらないと倒せない(倒せなくはないけど時間がかかる)敵多し。
カウンターされないように攻撃されてからよけるクセがつくと、今度はタイミングがシビヤで明らかに初心者は脱落すると思う。
一昔前のゲームシステムになるけど、攻撃前に敵が光るとか、動き以外でタイミングが分かるようなゲームデザインだったら意欲的にやろうとするんだけどなぁ。そんでユニバースだと光らなくするとか、やりようはあったはず。
・結局、過去作品をやらないほうが楽しめるストーリー。序盤でフェイズ君が呪文使った時点で、「おいおいそれは300年後にロニキス達が発見することだろう」といちいちツッコミたくなる。まぁ、ゲーム上登場させないと困るからだろうけど、なんとかならなかったのかなぁ。いっそエッジ達を完全に遭難させて、胸にしまっておいたとかさぁ。今回の物語の都合に合わせて設定の辻褄合わせてる感がどうも。
・レイミのケツアップをヤメレイミ。エッジのエッチとか、わかっててやってるだろうに。エッジのケツアップがあればそういうカメラワークの使いまわしとか、言い訳が立つだろうが、さすがにそれはイヤか。
・仲間固定。エンディングに分岐があるわけでも……。
・やはり開発費がかかるせいか、どうもサブイベントが少ない。クエスト式は据え置きゲームには合わないと思う。ネトゲMMOとか狩ゲーには合うけど。なぜなら世界を探索する必要が無くなる。
・アイテムクリエーションが開発式になった。進化と言うより、ワンクッション増えたせいで複雑化して面倒になった印象。
・カラージュエルが相変わらず適度な休憩を阻害する。そもそもVOIDさんみたいに「ゲームは1時間弱」を地でいかざるをえない人には困ったもの。ゲーマーなら4~5時間ぶっ続けが普通だろという声が聞こえてくる。


と、こんな感じでまとめてみました。
かなり個人の感想(偏見)ですので、その程度に見てください。
さて、SO5はどうなるかなぁ。楽しみだ。

最新記事
カテゴリ
プロフィール

VOID

Author:VOID
同人サークルSUZUMUSHIです。オリジナルノベルゲームを作っています。コミケ等で配布予定です。作品に興味がわいたら
公式サイトへ。
(・ω・)ノ

Twitter
公式Twitterです。関係ないつぶやきもしばしば。
最新トラックバック
カウンター
RSSリンクの表示
検索フォーム
QRコード
QR
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。